2021年10月12日(火)の電波新聞にて、熊本県小国町にある旅館山翠と共同で建設を進めている「山翠パワー地熱発電所」をご紹介いただきました。山翠パワー地熱発電所の開設は、温泉旅館の地熱発電を全国に届けるプロジェクトの一環で、既存の”温泉設備”を活用して発電を行う予定です。バイナリー発電の技術により、温度が低い熱水でも再生可能エネルギー電力を生み出すことが可能です。
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■地熱発電と地域社会の共生
日本の温泉地域の中には過疎化や高齢化によって温泉事業を維持していくことが難しくなっている施設が増えつつあります。長引くコロナ禍による影響がこれに拍車をかけています。こうした地域課題の解決策の一つして、地域独自の資源である地熱を活用して、地域社会の活性化に役立てることができます。
「山翠パワー地熱発電所」はふるさと熱電と山翠という地元企業と温泉旅館が主体となり、地域社会の活性化と再生可能エネルギーの推進をしていくことで、地熱と地域社会の共生に貢献します。温泉旅館が参加して地熱発電をすることで地域が活性化し地域創生ができると同時に、旅館にとって新たな収入源にもなります。