発電所
- わいた地熱
発電所
(第一発電所) - わいた地熱
発電所
(バイナリー
発電所) - 山翠パワー
地熱発電所
わいた地熱発電所(第一発電所)
2015年から運転を開始。130℃以上の蒸気を使用する「フラッシュ方式」を採用。地下から湧き出る蒸気が直接タービンを動かし1,995kWの発電を行っている。年間の発電量は1,400万kWhとなり、その電力量は一般的な家庭の使用量に換算すると3,900世帯分相当。発電に利用した蒸気は復水器と冷却塔を通って地下へ還元している。地下から湧き出た熱水(温泉)も同様に地下への還元をしているが、熱エネルギーの有効活用を進めており、熱水を利用したバイナリー発電所の建設、配湯事業として周辺の各家庭に分湯をしている。また、温室ハウスでの暖房にも活用して、高冷地でのハーブの周年栽培を実現している。
わいた地熱発電所(バイナリー発電所)
2020年4月より稼働。地下の熱源から分離後の熱水(100℃程度)を有効に使用する「バイナリー発電」方式を採用。
運転開始するにあたり、新規掘削を行わず、第一発電所の還元熱水を二次利用し150kWの発電を行うことができる。バイナリー発電で利用した後の熱水は全量を地下へ還元している。ベースロードパワージャパン株式会社と協業し運転している。
山翠パワー地熱発電所
旅館 山翠、ベースロードパワージャパン株式会社と協業し「バイナリー発電所」として2022年4月より稼働。総出力は99kW。年間の発電力量は約700MWhとなる。発電に使った熱水や蒸気は凝縮して温水にし、浴用として温泉施設で2次利用している。新規の温泉井、地熱井の掘削を伴わない、温泉旅館が所有している泉源を有効に活用した発電所。
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フラッシュ発電
地下深部から蒸気を取り出し、蒸気のエネルギーを利用してタービンを回すことで発電する。日本は世界第3位の地熱資源大国であり、2300万kW相当の地熱エネルギー資源が存在すると言われている。
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バイナリー発電
地下から取り出した蒸気・熱水を水よりも沸点の低い2次媒体を蒸発させタービンを回し発電する。より低温な地熱流体での発電に適している。
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温泉発電
80℃を超える温泉を利用したバイナリー発電。既存の温泉井戸を利用するため新規掘削を必要としない。発電に利用された後の温泉は、温度が下がり、より浴用に適した温度となる。
経済、資源、絆の
サスティナブルを
実現するための
“地球の熱” の活用
ふるさと熱電では、
地域における経済、資源、絆のサスティナブルを実現するために、
独自の事業モデルである"わいたモデル”と、
地域特性に合わせた地熱発電方法の採用を行っています。
3つのサスティナブルを
実現する“わいたモデル”
ふるさと熱電が提唱するわいたモデルとは、
地域における経済、資源、絆のサスティナブルを実現していくための事業モデルです。

地域の経済の
サスティナブル
わいたモデルでは、地域の皆さまが事業主体(会社の持ち主)となり、 地域の安定した雇用と収入だけではなく、事業の運営ノウハウ自体も地域に残していくことで、 地域経済の本質的なサスティナブルを実現していきます。
地域の資源の
サスティナブル
わいたモデルでは、化石燃料を使うのではなく、 24時間365日、半永久的に使用することができるマグマ、もしくは温泉の熱のエネルギーを使って発電をすることで、 地域や地球の資源のサスティナブルを実現していきます。
地域の絆の
サスティナブル
わいたモデルでは、地熱発電所とそれに伴う地域活性を地域の皆さまの共通目標とし、 地域の皆さまが主体となって事業やプロジェクトを立ち上げていくことで、 地域にとっての新たなやりがい、生きがい、挑戦、誇りを生み出し、 地域の絆のサスティナブルを実現していきます。
24時間365日
安定発電が可能な
唯一の自然エネルギー発電
“地熱発電”
地熱発電は、24時間365日安定発電を行うことができる唯一の自然エネルギー発電です。
地熱発電のエネルギー源はマグマ、もしくは温泉の熱エネルギーであるため、
地球の資源を一切使うことなく、ランニングコストもおさえて発電することができます。
そのため、資源の点からも経済の点からもサスティナブルな発電方法となります。
ふるさと熱電では、以下、3つの地熱発電手法を使い分けることで、地域の特性や意向に適した発電方法を実現します。
