熊本県小国町にある旅館山翠と共同で「山翠パワー地熱発電所」を立ち上げ、運転開始しました。山翠パワー地熱発電所では、既存の”温泉設備”を活用して発電を行っています。バイナリー発電の技術により、温度が低い熱水でも再生可能エネルギー電力を生み出すことが可能です。年間の発電力量は約700MWhを予定しており、これは一般家庭の約200世帯分の年間使用電力量に相当します。
▼プレスリリースはこちら
ベースロードパワージャパン、ふるさと熱電、旅館山翠が「山翠パワー地熱発電所」を運転開始
■地熱と地域社会の共生
日本の温泉地域の中には過疎化や高齢化によって温泉事業を維持していくことが難しくなっている施設が増えつつあります。長引くコロナ禍による影響がこれに拍車をかけています。こうした地域課題の解決策の一つして、地域独自の資源である地熱を活用して、地域社会の活性化に役立てることができます。
「山翠パワー地熱発電所」はふるさと熱電と山翠という、地元企業と温泉旅館が主体となり、地域創生・脱炭素化を理念とするグローバル企業のベースロードパワーが手を取り合って、地域社会の活性化と再生可能エネルギーの推進をしていくことで、地熱と地域社会の共生に貢献します。温泉旅館が参加して地熱発電をすることで地域が活性化し地域創生ができると同時に、旅館にとって新たな収入源にもなります。
山翠パワー地熱発電所の実績を活かして、今後は全国の温泉エリアにて地域循環モデルを展開してまいります。
▼地熱発電所に関するお問い合わせはこちら